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奥村土牛『醍醐』


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今日は主人と山種美術館へ土牛コレクションを楽しんで来ました。
近いので(徒歩?分と言うより、徒歩100歩...エライ近い!)いつでも行かれると(近すぎて腰が上がらん)...でも明日までだからと...
主人にハッパをかけ『土牛さんの醍醐の桜が観たい...』
昨年秋に開館したのですが、初めての拝観、しかし近いのはらく...!

くだらない話はさて置いて
『醍醐』の桜を初めて見た時が忘れられません。13〜14年前 川津桜を見に出掛けた時です
川津の桜の下で 醍醐の切手が販売されていました。
あまりにも素敵で50枚ほど買い求めたのを覚えています。
桜の季節になると その切手を貼り 少々うきうきしながらお手紙を出したものです。(単純な私ですハイ)

恥ずかしながら土牛さんの作品とは知らずにいました。
ポスターを見て 『あ!あの切手だ...』 
大事に使っていた切手はもう一枚もありません   大好きだった切手にまた逢えた(しかも えらいデカイ)
久し振りの再会に興奮です。

再会の前に 恥ずかしい事をしてしまいました。
会場が二つあったのです。(つゆ知らず笑い)
大きな一つ目を全部観て『え〜桜がない! 桜を観に来たのに...』
『そんな大きな声出すなよ...』『恥ずかしい〜終わりだよ帰ろう...』
『いや、もう一つ会場があるわよ!あの桜が無い訳がない...阿修羅様の時も第2
会場があったもの』(必死な私)
あきれ顔の主人
...ありました第2会場が...その中央に『醍醐』が(うっとり...私)
主人は何故か離れて観ていました(笑い)

またまたくだらない話はこれくらいで

土牛さんは101歳で天寿をまっとうする直前まで絵筆を持ち続けた画家魂
代表作 『鳴門』70歳作 『醍醐』83歳作
凄いですね...
92歳作『海』 も大作でした。
80、90歳で大作を描かれる画家魂に私達は目をみはりぱなしでした。
高齢で描かれた作品のが印象が強かった事に驚き、感動でした。

土牛さんは『東洋画と西洋画』『写実と印象』『線と面』『色彩と墨』『立体と平面』という相反する要素の間で試行錯誤を重ね、両者が融合した独自の芸術世界を築き上げました。

鳴門(鳴門の渦潮)、那智(滝)躍動感、生命観も、とても優しいタッチで表現されています。
『吉野』88歳作 土牛さんの清らかな優しさがこもった作風に感動でした。

そして とっても感動したのは土牛さんの言葉でした。ご紹介します

花でも鳥でも私は格別好き嫌いはない
何でも美しいと思うし、可愛らしいと思う(中略)
総て生物の生きてる感じを出すことは並大抵の困難さではないが
生きているように見せよう見せようと力(つと)めて描くよりも、
描く前に、
鳥なら鳥、花なら花にしみじみとした愛と画心を覚えてその気持で描いて行けば
技巧の上で稚拙(ちせつ)であっても、いい味わいのものが出来るものと思っている。
その気持が何より大切なのではないかという気がする。『塔影』より


私も常に素直に花を見つめて行こうと思いました。
そして要素を大事に表現出来たらと思います。
絵を観たというより心を観たような(なまいきですが...)
大変勉強になり 心膨れたような気持にさせてくれた土牛さんでした。
飯田英子




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by flower_id_de | 2010-05-22 21:27 | 花ごよみ | Trackback | Comments(0)
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